夏に多い交通事故と体の不調

~見逃されやすい筋肉ダメージとトリガーポイント~

夏休みやお盆の時期になると、車での遠出や帰省が増えます。
神戸市須磨区・垂水区でも、交通量が増えることで交通事故のリスクが高まる季節です。

大きなケガがなかったとしても、事故後しばらくしてから「なんとなく腰が痛い」「首の奥が重い」「肩こりがひどくなった」といった体の不調を訴える方が少なくありません。

実はこうした症状の裏には、筋肉の中にできるしこり「トリガーポイント」が関係していることが多いのです。


交通事故のあと、痛みが遅れて出る理由

交通事故直後は、緊張状態や興奮により、体の痛みに気づきにくいことがあります。
数日から数週間たってから、肩や首、腰、背中などに重だるさや違和感、鈍い痛みが出てくることは珍しくありません。

とくに、事故の衝撃で身体が揺さぶられた場合、筋肉が急激に引っ張られたり、縮んだまま固まってしまったりします。
この状態が続くと、筋肉の中に血流不足や酸素不足が起こり、「トリガーポイント」と呼ばれる筋肉のしこりが発生します。

このトリガーポイントが神経を刺激し、痛みやコリ、だるさなどを引き起こします。


トリガーポイントとは何か

トリガーポイントとは、筋肉の中で常に緊張し続けている部分のことです。

このしこりは、その部位に限らず、周囲や離れた場所にも痛みを飛ばす性質(関連痛)があります。
たとえば、腰にあるトリガーポイントが原因で、お尻や太もも、足にまで痛みやしびれを感じることがあります。

そのため「どこが本当に悪いのか分からない」「レントゲンでは異常がなかったのに不調が続く」といった悩みにつながってしまいます。


軽い事故でも体はダメージを受けている

・停車中に後ろから追突された
・自転車で接触して転倒した
・急ブレーキで体が大きく振られた

このような「大事に至らなかった」とされるケースでも、筋肉は防御反応で一瞬にして硬直し、強い負荷がかかっています。
外傷がなくても、筋肉には見えないストレスが蓄積され、トリガーポイントが形成されやすくなるのです。

特に夏は、暑さで体力が落ちやすく、自律神経のバランスも乱れやすいため、トリガーポイントが慢性化しやすい時期でもあります。


トリガーポイントを放置するとどうなるか

事故の衝撃によってできたトリガーポイントが放置されると、以下のような不調を引き起こす可能性があります。

  • 腰痛や肩こりが慢性化する

  • 天気の変化で痛みが悪化する

  • 同じ姿勢でいるとしびれが出る

  • 寝ても疲れが取れない

  • 頭痛やめまい、吐き気などの自律神経症状が出る

また、事故とは無関係に思える「反対側の腰が痛む」などの症状が、実はトリガーポイントによる関連痛であるケースも多く、自己判断が難しくなります。


ハリココ鍼灸治療院の施術方針

神戸市須磨区、垂水区の「ハリココ鍼灸治療院」では、交通事故後の不調や腰痛に対して、トリガーポイントを中心にした整体と鍼灸施術を行っています。

まず、問診と触診により「痛みの出ている場所」だけでなく「根本的な原因となる筋肉」を探し出します。

手技療法や鍼灸を使って、深部にあるトリガーポイントへやさしくアプローチし、筋肉の緊張と血流の滞りを取り除いていきます。

さらに、姿勢や骨格のゆがみに着目し、体のバランスを整えることで、再発しにくい身体づくりをサポートしています。


JR須磨駅・垂水駅、地下鉄板宿駅からも通いやすい

当院は神戸市須磨区須磨浦通と板宿商店街内と垂水区、垂水駅西改札口北側にあり、JR須磨駅や地下鉄板宿駅、垂水駅から徒歩圏内です。
神戸市長田区や西区などからも多くの患者さまにご来院いただいています。

完全予約制で、初診時にはしっかり時間をかけてお話を伺い、一人ひとりに合った施術を提案いたします。

「整形外科では異常がないと言われた」
「事故後から体調がずっとすぐれない」
そんな方は、一度ご相談ください。


夏の不調は早めのケアが大切

夏の交通事故後、数日から数週間たってから出てくる腰痛や肩こり、だるさは、筋肉の奥に隠れたトリガーポイントが原因かもしれません。

見逃されやすい体の声に耳を傾け、早めにケアを行うことで、つらい慢性症状を防ぐことができます。

神戸市須磨区・垂水区で事故後の不調にお悩みの方は、ハリココ鍼灸治療院へ。
体の根本原因に向き合い、安心して毎日を過ごせるようお手伝いします。