腰痛の正体は“筋肉のしこり”?見落とされがちなトリガーポイントの話
「腰が痛くて整形外科に行ったけど、レントゲンでは異常なしと言われた」
「湿布や痛み止めで一時的に良くなっても、また痛みが戻ってくる」
そんな経験、ありませんか?
それ、筋肉の奥深くに潜んでいる“トリガーポイント”が原因かもしれません。
ハリココでは、こうした「表には見えない腰痛の根本原因」に着目し、症状改善に取り組んでいます。
◆トリガーポイントとは何か?
トリガーポイントとは、筋肉の中にできる“しこり”のような硬結部分のことを指します。これは、筋肉の一部が常に緊張し続けている状態で、血流が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らず、発痛物質が蓄積します。
この部分を押すと痛みを感じるだけでなく、他の場所にも痛みを飛ばす「関連痛」を起こすのが特徴です。
たとえば、お尻にある筋肉のトリガーポイントが、腰や太ももの痛みとして感じられる、ということも珍しくありません。
つまり、「痛い場所が原因とは限らない」のが、腰痛の難しさであり、トリガーポイントの厄介なところでもあります。
◆腰痛を引き起こす代表的なトリガーポイント
腰痛に関与しやすい代表的な筋肉は以下の通りです。
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腰方形筋(ようほうけいきん)
背骨と骨盤の間にある深層筋で、姿勢を支える働きを担っています。ここにトリガーポイントができると、片側の腰の奥がズーンと重だるく感じるようになります。 -
中臀筋・大臀筋(ちゅうでんきん・だいでんきん)
お尻の外側にある筋肉で、歩行や立位の安定に関わります。トリガーポイントができると、腰だけでなく太ももやふくらはぎにまで痛みが飛ぶことがあります。 -
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
背骨に沿って長く走る筋肉で、日常の姿勢維持に欠かせません。座りっぱなしで凝り固まりやすく、慢性的な腰の張りを生み出します。
これらの筋肉にできたトリガーポイントが、「慢性的な腰痛の正体」であることは非常に多いのです。
◆なぜトリガーポイントはできるのか?
トリガーポイントは、筋肉に負荷がかかることで発生します。その原因としては次のようなものが挙げられます:
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デスクワークや長時間の座りっぱなし
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中腰姿勢や片寄った動作の繰り返し
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筋肉疲労・運動不足
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ストレスや自律神経の乱れによる筋緊張
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睡眠不足や栄養不良による回復力の低下
つまり、現代人の生活習慣自体が、トリガーポイントを生みやすい土壌を作っているのです。
◆ハリココのトリガーポイントアプローチ
ハリココでは、「痛みの場所=原因の場所とは限らない」という考えのもと、全身の筋肉バランスを評価し、トリガーポイントを見極めて施術を行っています。
- トリガーポイントケア整体によるアプローチ
手を使った施術で筋膜を緩め、神経や血管の圧迫を解放。即効性があり、心地よい刺激で副交感神経も働きやすくなります。 -
鍼(はり)による深部アプローチ
鍼は、表面のマッサージでは届かない筋肉の深層にまでアプローチできるため、トリガーポイントに直接刺激を与え、血流改善と痛みの軽減を図ります。 -
姿勢や動作のアドバイス
再発を防ぐため、座り方や立ち方、簡単なストレッチなどもお伝えします。
◆まとめ:どこに行っても治らない腰痛、あきらめないで
トリガーポイントは、画像検査では映らず、表面的な処置では改善しにくいため、「原因不明の腰痛」「治りにくい腰痛」として悩む方が多くいます。
しかし、正しく評価し、適切にアプローチすれば、改善の道は必ずあります。
ハリココでは、腰痛の“本当の原因”にしっかり向き合い、一人ひとりに合った施術をご提供しています。
「ずっと腰が重い」「何年も治らない痛みがある」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。