ぎっくり腰が増える季節に気をつけたいポイントと予防法

11月に入り、朝晩が冷えるようになると「ぎっくり腰」で来院される方が一気に増えてきます。特に神戸エリアでは気温差が大きく、通勤・通学・買い物などの生活動作で腰に負担がかかりやすい時期です。寒さで筋肉が硬くなると、ちょっとした動作でも急に「ギクッ」と痛みが走り、動けなくなるケースも珍しくありません。ここでは、ぎっくり腰がなぜ季節によって増えるのか、痛みの背景にあるトリガーポイントとの関係、そして神戸の生活環境と腰痛リスクについてわかりやすくまとめていきます。


■ なぜ11月はぎっくり腰が増えるのか?

寒くなると、身体の内部で次のような変化が起こります。

● 血流が低下し筋肉が冷えて硬くなる
● 朝の動き出しで腰に負担がかかる
● 姿勢不良のクセが強まりやすい
● 運動量が減り筋肉が緊張しやすい

特に腰まわりの筋肉は温度変化に敏感で、冷えることで柔軟性が急低下します。さらに、デスクワークやスマホ姿勢で腰に負担が蓄積していると、ちょっと前かがみになった瞬間や、荷物を持ち上げようとした“その一瞬”にぎっくり腰が起きやすくなります。


■ ぎっくり腰の正体:トリガーポイントと筋膜の硬さ

ぎっくり腰は「急性腰痛」と呼ばれますが、実は突然起こるわけではありません。多くの場合、腰の深い筋肉や筋膜にトリガーポイントができ、そこが限界まで硬くなった結果として起こります。

トリガーポイントとは…
筋肉の深部にできる“硬いしこり”のことで、

・血流を悪くする
・神経を圧迫する
・痛みを遠くの部位にも飛ばす(関連痛)

といった特徴があります。

このトリガーポイントが腰に蓄積している状態で寒さが加わると、筋肉はギュッと縮み、**「急に崩れ落ちるような強い痛み」**を引き起こすのです。
さらに、坐骨神経痛や腰椎ヘルニアなどを併発している場合、ぎっくり腰がきっかけで症状が悪化してしまうケースも多くあります。


■ ハリココ鍼灸整体院の「トリガーポイントケア整体」が有効な理由

ハリココ鍼灸整体院の施術は、表面的なマッサージとは異なり、深層筋のトリガーポイントに直接アプローチするのが特徴です。

● 深い筋肉の硬さを正確に捉える
● 血流改善により痛みの回復を促す
● 鍼灸で自律神経を整え、炎症を鎮める
● 再発しにくい身体づくりを支援

ぎっくり腰は炎症期に強い痛みが出ますが、早期の適切な施術で回復スピードは大きく変わります。そして痛みが落ち着いた後にトリガーポイントを丁寧に解消していくことで、再発予防につながります。


■ 神戸3院の地域性から見る「ぎっくり腰リスク」

神戸市内でもエリアによって生活動作や環境が異なり、腰痛が起きやすい理由も変わります。


須磨駅前院(須磨区須磨浦通)

● JR須磨駅徒歩3分で通いやすい
● 海沿いエリアで風が冷たく、冷えによる腰痛が多い
● 坐骨神経痛・慢性腰痛・ぎっくり腰の相談が多発
● 通勤途中での急性腰痛が非常に多い

須磨エリアは気温差が大きく、腰まわりの筋肉が冷えやすい環境のため、冬場は急性腰痛が増えやすい傾向があります。


板宿駅前院(須磨区飛松町)

● 商店街すぐ近くで買い物ついでに来院可能
● 前かがみ姿勢が多く、腰に負担が蓄積しやすい
● デスクワーク人口が多く、姿勢不良でぎっくり腰が増加
● ヘルニア持ちの方の悪化例も多い

板宿は「荷物を持ち上げる」「屈む」などの動作が多い生活動線のため、急なぎっくり腰に繋がりやすい地域性があります。


垂水駅前院(垂水区神田町)

● JR垂水駅徒歩1分のアクセス
● 坂や階段が多く、腰に負担が積み重なりやすい
● 狭窄症・坐骨神経痛・加齢性腰痛が多い
● 冷えと筋力低下の組み合わせでぎっくり腰リスク増

垂水エリアは日常的に腰へかかる負担が大きく、慢性腰痛がベースにあることで急性腰痛へ発展しやすい傾向があります。


■ 自宅でできる「ぎっくり腰予防セルフケア」

ぎっくり腰は日常的なケアで予防しやすい症状です。簡単で効果的な方法をご紹介します。


● 朝のウォームアップ

起きてすぐ動くのは危険。
腰を丸めたり伸ばしたりして5〜10回ゆっくり動かすだけでも負担は大幅に減ります。


● 腰回りの温め

蒸しタオルやカイロで腰を温めると血流が改善し、筋肉が柔らかくなります。


● 股関節ストレッチ

腰の筋肉を守るのは股関節。
以下のような動きが有効です。

・太ももの付け根を伸ばす
・お尻の筋肉を伸ばす
・軽いスクワット


● 正しい前かがみのコツ

物を拾う時は、

「背中を丸めず、膝を曲げる」

これだけでぎっくり腰のリスクは大幅に減ります。


■ まとめ

11月はぎっくり腰が急増する季節です。
冷え・姿勢不良・疲労の蓄積によって腰が限界を迎え、ちょっとした動作で強い痛みが走ることがあります。

しかし、
● 深層筋への整体
● 鍼灸による血流改善
● 日常的なセルフケア

を組み合わせることで、多くのぎっくり腰は予防・再発防止が可能です。

須磨・板宿・垂水の3院とも、地域の生活環境に合わせた腰痛ケアを提供していますので、痛みが出る前の早めのケアをおすすめします。