五十肩の意外な情報!
五十肩(肩関節周囲炎)は、中高年に多く見られる肩の痛みと動かしにくさを伴う症状です。
「年齢のせい」と思い込まれることが多いですが、原因やケアの正しい知識を持つことで改善スピードは大きく変わります。
放置して自然に治る場合もありますが、回復までに1〜2年かかることも珍しくありません。
その間、着替えや洗髪、背中に手を回す動作が難しくなり、生活全般に支障が出ます。
■ 五十肩の原因は加齢だけじゃない
加齢で関節や筋肉の柔軟性が低下するのは事実ですが、実際の原因はトリガーポイント(筋肉のしこり)や関節包の癒着が大きな要因です。
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首・背中・胸の筋肉にもトリガーポイントができ、肩以外にも痛みを飛ばす
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長時間の同じ姿勢や急な動作、重い物の持ち上げがきっかけになる
【事例】デスクワーク中心の50代男性は、パソコン作業中の猫背姿勢が続いた結果、肩甲骨周囲が硬直。夜間痛で眠れず来院されました。
【患者の声】「肩だけでなく首や背中も原因と知って驚きました。施術後は腕が軽くなり、夜も眠れるようになりました」
■ 進行は3つの時期に分かれる
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炎症期…動かすと鋭い痛み。夜間痛が続き睡眠不足になりやすい
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拘縮期…痛みは和らぐが関節が固まり動きが制限される
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回復期…可動域が少しずつ広がり、日常動作が楽になる
炎症期でも痛みを避けて完全に安静にすると、拘縮期が長引く傾向があります。
【事例】炎症期でも肩を小さく回す運動を継続した60代女性は、拘縮期の期間が通常の半分程度で済みました。
■ 肩だけでなく全身の動きが関係
肩の動きは肩関節だけでは成り立ちません。肩甲骨・胸郭・背骨の連動が必要です。
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肩甲骨が硬いと肩関節に過剰な負担がかかる
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背中や胸の筋肉を緩めると肩の可動域が広がる
【患者の声】「胸の前や背中をほぐすだけで、腕が耳の横までスッと上がったのは驚きでした」
■ 施術の流れ
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来院・カウンセリング
痛みの出る動作や発症時期、生活習慣を細かく確認します。初めての方には模型や図を使って原因を説明します。 -
動作チェック
腕の上がる角度、肩甲骨の可動性、関連筋肉の状態を測定します。痛みが出る方向や強さを把握することで施術の方針を決定します。 -
施術
- 鍼で深部のトリガーポイントを刺激し、血流と柔軟性を回復
- 整体で背中・胸・首まで広く緩め、動きやすい状態に
施術中は痛みを伴わない範囲で進め、安心して受けられる環境を整えます。 -
アフターケア指導
自宅でのストレッチ方法や日常の姿勢改善ポイントを説明。写真付きの資料をお渡しし、実践しやすいよう工夫しています。
【事例】施術と自宅ケアを並行した70代男性は、3か月で痛みが半減し、趣味のゴルフを再開できました。
■ 日常でできる予防法
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肩を急に大きく動かさず、小さく頻繁に動かす
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デスクワーク中は1時間ごとに肩回し(前後10回ずつ)
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家事の合間に壁押しストレッチ(20秒×3セット)
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入浴や温熱パックで温め、血流を促す
壁押しストレッチは肩甲骨周囲の筋肉を効率的に伸ばします。呼吸を止めずに行い、動作中は肩に意識を向けると効果が高まります。
【注意点】強い痛みがある時は無理をせず、温めるだけに留めましょう。
■ 冷えは盲点
冷房で長時間過ごすと筋肉が硬くなり、回復が遅れます。
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夏でも首・肩の保温が重要
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就寝時は直風を避け、タオルやストールで保温
冷えが原因の硬直は自覚が薄く、日常のちょっとした動作で再び痛みが出ることもあります。
■ 放置のリスク
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自然治癒でも1〜2年かかる場合あり
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可動域が戻らないこともある
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着替え・家事・仕事など生活動作に長期の制限がかかる可能性
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仕事や趣味を制限されることで精神的ストレスも増える
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社交の場や旅行などの外出機会も減り、活動範囲が狭くなる
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早期施術+セルフケアが改善の近道となります。
神戸市須磨区須磨浦通、須磨区飛松町、垂水区神田町にある当院は、駅から徒歩1〜3分とアクセス良好。
五十肩の痛みや動かしにくさでお困りの方は、早めのご相談をおすすめします。
私たちと一緒に、再び快適な日常を取り戻しましょう。ぜひお越しください。