前かがみになると腰が痛い方へ|生活の中の「曲げる動作」を見直してみましょう

ハリココ鍼灸治療院/整体院 板宿駅前院の松本です。

腰痛がある方から、

「前にかがむと痛いんです」

というご相談をいただくことがあります。

しかし、一口に前かがみといっても、実際に困っている場面は人によって異なります。

朝、顔を洗う。

靴下を履く。

ズボンを履く。

床の物を拾う。

掃除機をかける。

洗濯物を取る。

子どもの物を片づける。

仕事で低い場所の物を取る。

こうした何気ない日常動作の中で、私たちは何度も身体を前へ曲げています。

そのたびに腰が気になるようになると、

「また痛くなるかもしれない」

と前かがみそのものを避けるようになる方もいます。

すると、

膝へ手をついて身体を曲げる。

腰をかばいながらゆっくり動く。

床の物を足で寄せてから取る。

家族に拾ってもらう。

といった行動が増えることもあります。

腰痛について考えるときには、単に

「腰が痛い」

だけではなく、

どの動作で、どの瞬間に痛みを感じているのか

を具体的に確認することが大切です。

「前に曲げると痛い」だけでも人によって違います

前かがみで腰が痛い方でも、症状の出方は同じではありません。

身体を曲げ始めた瞬間から痛い。

ある程度まで曲げると痛い。

一番下まで曲げると痛い。

曲げるときは平気だが、身体を起こすときに痛い。

前かがみの姿勢を続けていると徐々につらくなる。

一度腰が痛くなると、その後しばらく重い。

この違いは重要です。

たとえば、

「洗顔するときに痛い」

という方でも、

前へ曲がった瞬間が痛いのか。

顔を洗っている数十秒間がつらいのか。

洗顔が終わって身体を起こすときが痛いのか。

によって、困っている動作は異なります。

身体の状態を考えるためには、症状名だけでなく、こうした細かな違いも確認していきます。

朝の洗顔で腰が痛い方へ

朝の洗顔は、前かがみ腰痛を感じやすい代表的な生活場面の一つです。

起床する。

ベッドから立つ。

洗面所へ行く。

洗面台の前へ立つ。

身体を前へ倒す。

その姿勢で顔を洗う。

身体を起こす。

この一連の動作があります。

特に洗面台の高さによっては、腰を曲げた状態を一定時間続けることになります。

腰が気になると、

片手を洗面台へつく。

膝へ手を置く。

腰を曲げないように身体を支える。

という方もいるでしょう。

ここで考えたいのは、

「洗顔すると腰が痛いから洗顔の姿勢が悪い」

と単純に決めつけないことです。

朝だけ腰が気になるのであれば、

起床直後の身体の状態。

寝ている時間。

前日の疲労。

その後動いているうちにどう変化するのか。

なども確認する必要があります。

洗顔するときは腰だけから曲げなくても構いません

洗顔時に腰が気になる方は、身体の曲げ方を少し変えてみる方法があります。

洗面台へ近づく。

足を少し開く。

膝を軽く曲げる。

股関節も使いながら身体を前へ倒す。

必要であれば手を洗面台へつく。

こうすると、腰だけを大きく曲げる動作とは身体の使い方が変わります。

「この姿勢が絶対に正しい」

という意味ではありません。

身体の状態や洗面台の高さは一人ひとり異なるからです。

大切なのは、

腰だけで動作を行おうとしていないか

という視点です。

痛みが強い場合には無理に何度も練習する必要はありません。

靴下を履くときに腰が痛い方も多い

靴下を履く動作も、腰が気になりやすい場面です。

立ったまま履く。

椅子へ座って履く。

床へ座って履く。

人によって方法は異なります。

特に立ったまま片脚を上げて靴下を履こうとすると、

片脚で身体を支える。

身体を前へ曲げる。

脚を持ち上げる。

手を足先へ伸ばす。

という複数の動作が必要になります。

腰が痛いときには、無理に立ったまま履く必要はありません。

椅子へ座る。

安定した状態で行う。

足を無理に遠くへ伸ばさない。

など、自分が楽にできる方法へ変えてみましょう。

「以前は立って履けたから」

と、痛みを我慢して同じ方法を続ける必要はありません。

ズボンを履くときも同じです

朝の着替えで、

「ズボンへ脚を通すときに腰が痛い」

という方もいます。

急いでいる朝は、立ったまま片脚を上げて着替えることもあるでしょう。

しかし腰が気になる時期には、椅子やベッドへ座って脚を通してから立つ方法もあります。

日常生活で腰痛があると、

「身体を治さなければ」

ということばかり考えがちです。

しかし同時に、

今の身体でも負担を少なくできる動作へ一時的に変える

という考え方も大切です。

無理に以前と同じ動作を続けることだけが正解ではありません。

床の物を拾うとき、腰だけを曲げていませんか?

床にペンを落とした。

洗濯物が落ちた。

子どものおもちゃを片づける。

買い物袋から物を出す。

生活の中では床付近へ手を伸ばす場面がたくさんあります。

そのとき、

膝をほとんど曲げず、腰から一気に身体を倒していないでしょうか。

もちろん身体が問題なく動いているときには、腰を曲げて物を拾うこと自体を過度に怖がる必要はありません。

腰も本来動く部分です。

しかし、すでに前かがみで痛みが出ている時期には、

膝を曲げる。

股関節を使う。

物へ身体を近づける。

必要に応じて周囲へ手をつく。

といった方法を使い分けることで、動作が楽になる場合があります。

「腰を絶対に曲げない」

のではなく、身体全体を使って動く選択肢を増やすことがポイントです。

重い物は身体から離さない

床の物を拾う動作でも、軽いペンと重い荷物では身体への負担は異なります。

重い物を持つときには、物が身体から離れるほど扱いにくくなることがあります。

段ボール。

買い物袋。

飲料水。

仕事で使う荷物。

などを持ち上げる場合は、できる範囲で物へ身体を近づけてから動作を行いましょう。

また、

「一人で持てるはず」

と無理をする必要もありません。

重すぎる物は分ける。

台車を使う。

周囲の人へ協力をお願いする。

といった方法も身体を守るための大切な工夫です。

掃除機をかけると腰が痛くなる方へ

掃除も前かがみ姿勢が続きやすい家事です。

特に掃除機をかけるとき、

掃除機のヘッドを遠くへ伸ばす。

身体だけ前へ倒す。

腰を曲げた状態で腕を何度も動かす。

という使い方になっていることがあります。

掃除機を遠くへ伸ばしすぎず、自分も一緒に移動する。

一歩前へ出る。

方向を変えるときには足も動かす。

このように、腰から上だけで掃除をしないことを意識してみましょう。

掃除の範囲が広い場合は、一度に全部終わらせず途中で姿勢を変えることも大切です。

洗濯物を取る動作も繰り返されています

洗濯機から洗濯物を取り出す。

カゴへ入れる。

床に置いたカゴから取る。

干す。

畳む。

収納する。

洗濯だけでも身体を曲げたり伸ばしたりする動作を何度も繰り返します。

特に洗濯物のカゴを床へ置いている場合、

一枚取るたびに前かがみになることがあります。

腰が気になる時期には、カゴを少し高い位置へ置くなど、環境を変える方法もあります。

身体の使い方だけではなく、

「そもそも何度も深くかがまなくて済む環境にできないか」

という視点も持ってみてください。

家事の腰痛は一つの動作だけが問題とは限りません

料理。

掃除。

洗濯。

片づけ。

買い物。

家事ではさまざまな姿勢を取ります。

「掃除をすると腰が痛い」

という場合でも、実際には掃除だけでなく、その前後に洗濯や買い物をしているかもしれません。

そのため、一つの動作だけを切り取るのではなく、一日の中でどのくらい前かがみや中腰を繰り返しているのかを振り返ってみましょう。

仕事でも前かがみ。

帰宅して家事でも前かがみ。

休日にまとめて掃除をする。

こうした積み重なりがないでしょうか。

デスクワークの方にも前かがみ腰痛はあります

「前かがみ腰痛は立ち仕事や家事をする人のもの」

というわけではありません。

デスクワークでも、

机の下へ落とした物を拾う。

バッグから資料を取る。

コピー用紙を補充する。

低い引き出しを開ける。

足元の荷物を取る。

など、前かがみになる場面があります。

さらに長時間座った直後に急に身体を曲げると、

「腰が動かしにくい」

と感じる方もいます。

9/8の記事でもお伝えしたように、長時間座っていると身体を大きく動かす機会が減ります。

その状態から急に床へ手を伸ばすと、腰の違和感に気づくことがあります。

座る時間と前かがみ動作を別々に考えず、一日の身体の使い方として見ていきましょう。

股関節を使って前へ曲がれていますか?

前かがみになるときには、腰だけでなく股関節も動きます。

そこで一度、

「自分はどこから身体を曲げているのだろう?」

と確認してみてください。

膝を伸ばしたまま腰だけを丸めている。

股関節も使っている。

膝も自然に曲がっている。

人によって動き方は異なります。

股関節が十分に使えているかどうかを自分だけで正確に判断する必要はありません。

ただ、

前かがみ=腰だけの動作ではない

と知っておくことが大切です。

お尻や太ももの張りも確認してみましょう

前へ身体を倒したとき、

腰だけでなく、

お尻が張る。

太ももの後ろが張る。

左右で感覚が違う。

という方もいます。

このような場合も、

「太ももが硬いから腰痛になっている」

と一つの原因へ決めつける必要はありません。

身体は複数の部分が一緒に動いています。

腰痛について確認するときには、

腰。

骨盤周辺。

お尻。

股関節。

太もも。

などを含めて身体全体の動きを見ることが大切です。

前屈のセルフチェックをしてみましょう

強い腰痛がない方は、無理のない範囲で自分の動きを確認してみましょう。

足を楽な幅に開いて立ちます。

そこからゆっくり身体を前へ倒します。

このとき、

どのタイミングで腰が気になるのか。

腰以外に張る場所はあるのか。

左右で違いはあるのか。

身体を戻すときに痛むのか。

を確認します。

床へ手をつける必要はありません。

どこまで曲がるかを競うものでもありません。

痛みが出るところまで無理に繰り返さないでください。

目的は、現在の自分の身体がどのように動いているのかを知ることです。

「前屈ストレッチをすればいい」とは限りません

前へ曲がりにくいと、

「身体が硬いからもっと前屈ストレッチをしよう」

と思うかもしれません。

しかし、前かがみで腰痛が出ている方が、痛みを我慢しながらさらに深く前屈する必要はありません。

ストレッチは、

痛いほど伸ばす。

床へ手がつくまで頑張る。

毎回限界まで曲げる。

という方法で行う必要はありません。

特に現在痛みが強い場合には、無理に症状が出る動作を繰り返すことは避けましょう。

「硬いところを無理に伸ばす」より、まずは日常生活の中で痛みが出にくい身体の使い方を確認することも重要です。

腰を守ろうとして全く曲げなくなる必要もありません

反対に、腰痛を経験してから、

「腰を曲げたら悪化する」

と怖くなり、前かがみを完全に避けてしまう方もいます。

強い痛みがある時期には無理をしないことが重要です。

しかし腰は本来、日常生活の中で動く部分でもあります。

痛みが落ち着いているにもかかわらず、

「絶対に曲げてはいけない」

と必要以上に怖がる必要はありません。

身体の状態に合わせて、無理のない範囲で少しずつ日常の動きを取り戻していくことも大切です。

その判断が難しい場合は、専門家へ相談しながら進める方法もあります。

まずは「一番困る前かがみ」を見つけてみましょう

前かがみで腰が痛い方は、今日一日、

「どの動作が一番つらいのか」

を確認してみてください。

洗顔。

靴下。

着替え。

床の物を拾う。

掃除。

洗濯。

仕事。

すべてが同じ程度につらいとは限りません。

一番困っている動作が分かれば、

身体をどのように使っているのか。

何回繰り返しているのか。

環境を変えられないか。

という具体的な対策を考えやすくなります。

「腰痛」という大きな言葉だけで考えるのではなく、

自分が困っている生活動作まで具体化する。

それが身体を見直す第一歩になります。

前へ曲げるときより「身体を起こすとき」に痛い方へ

前かがみ腰痛について、もう一つ確認しておきたいことがあります。

それは、

身体を前へ曲げるときに痛いのか、それとも元へ戻すときに痛いのか

という違いです。

たとえば床の物を拾うとします。

身体を前へ曲げる。

物を取る。

そこまでは大丈夫。

しかし、身体を起こそうとした瞬間に、

「痛っ」

と腰へ痛みを感じる。

このような方もいます。

洗顔でも同じです。

顔を洗っている間より、洗顔が終わって身体を起こす瞬間がつらい。

掃除でも、前かがみになっている最中より、一度身体を起こそうとすると腰が気になる。

この違いは、身体の状態を考えるうえで重要な情報です。

「前かがみで痛い」

という一言だけで終わらせず、動作のどの瞬間で症状が出るのかまで確認してみましょう。

身体を起こすときも腰だけを使っているわけではありません

前かがみから身体を起こす動作では、腰だけではなく脚や股関節、お尻なども使います。

そのため、身体を起こすときに腰が気になる場合でも、

「腰の筋肉だけが悪い」

と考える必要はありません。

前かがみから戻るとき、

膝を伸ばす。

股関節を伸ばす。

上半身を起こす。

身体を安定させる。

という複数の動きが行われます。

腰痛があると、どうしても腰だけに意識が向きます。

しかし身体は複数の部分が連動して動いています。

ハリココでも、腰痛について確認する際には、腰だけではなく股関節やお尻、脚なども含めて身体の動きを見ていきます。

勢いをつけて身体を起こしていませんか?

前かがみの姿勢がつらいと、

「早くこの姿勢から戻りたい」

と思います。

そのため、勢いをつけて一気に身体を起こす方もいます。

特に、

床の物を急いで拾ったとき。

仕事中に低い場所から荷物を取ったとき。

掃除中に立ち上がったとき。

こうした場面では動作が速くなりやすくなります。

腰が気になる時期には、無理に素早く戻ろうとせず、

足元を安定させる。

必要に応じて膝を使う。

周囲へ手をつく。

身体をゆっくり起こす。

という方法も試してみてください。

「腰を絶対に動かさない」のではなく、一つの部分だけへ頼らず身体全体を使うことを意識してみましょう。

「前かがみ」より「中腰」がつらい方もいます

身体を一度前へ曲げてすぐ戻す動作は平気でも、

「中腰を続けていると腰がつらい」

という方もいます。

料理。

洗い物。

掃除。

庭仕事。

子どもの世話。

低い場所での作業。

介助。

仕事での商品整理。

こうした場面では、中腰を一定時間続けることがあります。

ポイントは、

前へ曲がる回数だけでなく、その姿勢をどのくらい続けているか

です。

一回の前かがみでは何ともなくても、同じ高さで10分、20分と作業しているうちに腰が重くなることがあります。

その場合は、動作そのものだけでなく「持続時間」にも目を向けてみましょう。

キッチンで腰が痛くなる方は作業台との距離を確認

料理や洗い物をしていると腰が痛くなる方は、キッチンでの立ち位置を確認してみてください。

作業台から身体が離れている。

手だけ前へ伸ばしている。

顔を下へ向け続けている。

腰を少し曲げた状態で長時間作業している。

このような姿勢になっていないでしょうか。

作業台の高さを簡単に変えることは難しいと思います。

そこで、まずは身体が作業台から必要以上に離れていないか確認してみましょう。

また、長時間料理をするときには、

一度身体を起こす。

足の位置を変える。

少し歩く。

別の作業を挟む。

といった方法もあります。

一つの姿勢を完璧にするより、同じ姿勢を続けすぎないことを意識してみてください。

仕事で中腰を避けられない方へ

仕事内容によっては、

「中腰にならないようにしましょう」

と言われても不可能な場合があります。

商品を陳列する。

低い棚を確認する。

子どもと接する。

荷物を扱う。

機械を確認する。

介助を行う。

さまざまな仕事があります。

そのような場合に大切なのは、

「中腰をゼロにする」

ことではありません。

可能な場面では膝を使う。

片膝をつける環境なら姿勢を変える。

身体を作業対象へ近づける。

途中で一度立つ。

左右の足の位置を変える。

など、同じ身体の使い方を続けない方法を探してみましょう。

仕事を変えなければ腰痛対策ができない、ということではありません。

現在の仕事の中で変えられる部分を探すことが現実的です。

荷物を持つときは「持ち上げた後」にも注意

腰痛対策では、

「物を持ち上げる瞬間」

ばかりに注目しがちです。

しかし実際には、

持ち上げる。

身体の向きを変える。

数歩歩く。

別の場所へ置く。

という一連の動作があります。

重い荷物を持ったまま上半身だけをひねったり、遠い場所へ手を伸ばして置いたりすると、持ち上げる瞬間とは違う身体の使い方になります。

荷物を移動するときには、

身体ごと向きを変える。

足も一緒に動かす。

置く場所へ近づく。

といった方法も意識してみてください。

「持ち方」だけではなく、持ってから置くまでを一つの動作として考えることがポイントです。

「ぎっくり腰になりそうで怖い」という不安

過去にぎっくり腰を経験した方の中には、前かがみになるたびに、

「またあの痛みが出るかもしれない」

と不安になる方もいます。

床の物を拾う。

靴下を履く。

重い物を持つ。

そのたびに身体へ力が入り、動作が慎重になります。

一度強い腰痛を経験すると、同じ動作を怖く感じること自体は不自然ではありません。

ただし、痛みが落ち着いた後も、

「腰を曲げたら必ずぎっくり腰になる」

と考えてすべての動きを避け続ける必要はありません。

現在の身体の状態を確認しながら、無理のない範囲で動けることを少しずつ増やしていくことも大切です。

不安が強く、自分でどこまで動いてよいのか判断できない場合には、専門家へ相談する方法もあります。

腰痛がある日は家事を「まとめて全部」しなくても構いません

休日になると、

掃除。

洗濯。

買い物。

片づけ。

庭仕事。

などを一気に済ませる方もいます。

平日は仕事で時間がないため、

「休みの日に全部やろう」

となりやすいでしょう。

しかし腰が気になる時期には、前かがみや中腰を何時間も続けることになります。

掃除が終わったら少し休む。

洗濯物を干したら一度座る。

買い物と大掃除を同じ時間帯に集中させない。

家族にお願いできることは分担する。

こうした調整も身体のケアの一つです。

「全部自分でやらなければ」

と無理をする必要はありません。

腰が気になるときこそ日常生活の動作を書き出してみる

腰痛が続いている方は、一度、

「今日、どんなときに腰が痛かったか」

を簡単に記録してみるのもおすすめです。

朝の洗顔。

靴下。

通勤。

仕事での中腰。

長時間座った後。

買い物袋。

夕食作り。

掃除。

お風呂。

このように書き出してみると、

「朝だけではなく夕食作りでも前かがみになっている」

「仕事でも家でも中腰が多い」

など、自分では気づかなかった共通点が見えてくることがあります。

身体の状態を考えるためには、

「腰痛があります」

という情報だけでなく、いつ、どの動作で、どの程度困っているのかを具体的にすることが重要です。

腰を強く揉み続けるだけで終わらせない

前かがみで腰が痛いと、

「腰の筋肉が硬いから」

と思い、腰を強く揉んだり押したりする方もいます。

一時的に気持ちよく感じることもあるでしょう。

しかし、痛みを我慢して強く刺激し続ける必要はありません。

今回お伝えしているように、前かがみ動作には腰だけでなく股関節や脚も関わっています。

さらに、

仕事内容。

家事。

座っている時間。

中腰の時間。

荷物の持ち方。

なども関係します。

セルフケアを、

「痛い場所を強く押すこと」

だけにしないようにしましょう。

普段通り歩けるなら軽く身体を動かすことも選択肢

腰が気になると、

「なるべく動かない方がいいのでは?」

と思うことがあります。

強い痛みやけがなどがある場合には無理をしないことが重要です。

一方、普段通り歩ける程度であれば、無理のない範囲で日常生活を送り、軽く身体を動かすことが心地よく感じられる場合もあります。

短時間歩く。

家の中を動く。

同じ姿勢を続けない。

痛みが出ない範囲で身体を動かす。

などから始めてみましょう。

「腰痛だから絶対安静」

「腰痛だからどんどん運動」

と一律に考えず、現在の状態に合わせることが大切です。

前かがみ腰痛でも医療機関を優先したい場合があります

腰痛は身近な症状ですが、すべてを筋肉や日常生活の負担として自己判断することはできません。

特に、

転倒や事故などの後から強く痛む。

突然非常に強い腰痛が出た。

発熱など腰痛以外の症状を伴う。

脚に強いしびれがある。

脚へ力が入りにくい状態が進んでいる。

排尿や排便に普段と異なる大きな変化がある。

股の周辺に感覚の異常がある。

安静にしていても強い痛みが続く。

などの場合には、セルフケアや整体よりも医療機関への相談を優先してください。

また、症状が長期間続いている場合や徐々に悪化している場合にも、適切な医療機関で一度確認してもらうことが大切です。

「前に曲がれない」ではなく「何をしたいか」も考えてみましょう

腰痛があると、

「何センチまで前屈できるか」

「床へ手がつくか」

といった身体の動きばかり気になることがあります。

しかし日常生活で本当に困っていることは、

朝、楽に顔を洗いたい。

靴下を普通に履きたい。

子どもの物を片づけたい。

掃除をしたい。

仕事で低い場所の物を取りたい。

旅行で荷物を持ちたい。

といった具体的な生活動作ではないでしょうか。

身体をケアする目的は、柔軟性の数字を競うことではありません。

自分が必要としている生活動作を、できるだけ不安なく行えるようにしていくこと。

その視点も大切にしてみてください。

板宿駅前院では「前かがみで痛い」だけで判断しません

ハリココ鍼灸治療院/整体院 板宿駅前院では、前かがみで腰が痛い方に対して、まず現在のお悩みを詳しく伺います。

「前へ曲げると腰が痛い」

という情報だけではなく、

いつから気になっているのか。

何かきっかけがあったのか。

どの動作が一番つらいのか。

身体を曲げる途中で痛いのか。

一番深く曲げたときに痛いのか。

身体を起こす瞬間に痛いのか。

朝と夜で違いがあるのか。

仕事中にも前かがみが多いのか。

日常生活で何に一番困っているのか。

といったところまで確認します。

同じ腰痛でも、生活の中で困っていることは一人ひとり違います。

そのため、症状名だけではなく、その方の生活と腰痛がどのようにつながっているのかを整理することを大切にしています。

実際に困っている動作を確認します

カウンセリングの内容を踏まえ、必要に応じて身体の動きを確認します。

たとえば前屈です。

無理のない範囲で身体を前へ倒してもらい、

どのあたりで腰が気になるのか。

身体を戻すときはどうか。

左右差はないか。

股関節や膝をどのように使っているか。

などを確認します。

また、前屈だけではなく、

腰を反らす。

身体を左右へ向ける。

股関節を動かす。

立ち座りをする。

など、症状や生活に合わせて必要な動作を見ていきます。

重要なのは、

「前屈が硬いから腰痛」

と一つの結果だけで判断しないことです。

普段困っている動作と実際の身体の反応を照らし合わせながら考えていきます。

痛みが出る動作から原因筋の仮説を考えます

ハリココでは、問診と身体の確認から、負担が集中している可能性のある筋肉について仮説を立てます。

腰が痛いから腰だけを見るのではありません。

股関節。

お尻。

骨盤周辺。

太もも。

なども、必要に応じて確認します。

たとえば、

「床の物を取るときに痛い」

のであれば、その動作を身体全体でどのように行っているのかを確認します。

「洗顔後に身体を起こすときがつらい」

のであれば、曲げる動作だけでなく戻る動作にも注目します。

原因を最初から決めつけるのではなく、問診、触診、動作確認などから情報を集めていくことが大切です。

トリガーポイントも確認します

ハリココでは、筋肉の状態を見る際にトリガーポイントという考え方を取り入れています。

トリガーポイントとは、筋肉などに生じる過敏なポイントを指し、痛みや重だるさと関係することがあります。

前かがみで腰が痛い場合でも、腰の一番痛いところだけを強く刺激するという考え方ではありません。

カウンセリングや動作確認をもとに、腰やお尻など必要な部分を確認し、普段感じている症状との関連を考えます。

触診した際に、

「そこが普段感じている痛みに近い」

という反応が確認できる場合もあります。

こうした情報も原因筋を考える材料の一つにします。

身体の状態に合わせて施術を行います

身体の状態を確認したうえで、ハリココではトリガーポイントケア整体を行います。

また、状態やご希望に応じて鍼灸をご提案することもあります。

施術は強ければ強いほど良いというものではありません。

特に腰痛が強い時期には、

「動かされるのが怖い」

「強く押されるのが不安」

という方もいます。

不安なことがあれば、施術前でも施術中でも遠慮なくお伝えください。

ハリココでは国家資格を持つスタッフが身体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせた施術をご提案しています。

施術後は日常生活へ戻ることを考えます

施術を受けた後も、生活は続きます。

翌朝には顔を洗う。

靴下を履く。

仕事へ行く。

家事をする。

床の物を拾う。

そのため、施術だけで完結させるのではなく、普段の生活でどのような負担がかかっているのかも一緒に考えていきます。

たとえば、

洗顔時には洗面台へ少し近づく。

靴下は無理に立ったまま履かない。

床の物へ身体を近づけてから取る。

中腰が続いたら一度身体を起こす。

重い荷物を持ったまま上半身だけで方向転換しない。

などです。

すべてを一度に変える必要はありません。

自分が一番困っている動作から一つずつ見直すことが、継続しやすい方法です。

「腰痛を改善したい」の先にある目標を大切に

腰痛について相談するとき、

「痛みを何とかしたい」

というのが最初の目的になると思います。

しかし、その先には、

朝の洗顔を気にせずしたい。

靴下を普通に履きたい。

仕事で中腰になることへの不安を減らしたい。

家事を途中で休まず行いたい。

買い物へ行きたい。

旅行を楽しみたい。

趣味を続けたい。

など、その方自身の生活があります。

ハリココでは症状の程度だけではなく、

「身体が楽になったら何をしたいのか」

というところも大切にしながら施術計画を考えていきます。

神戸市須磨区・板宿で腰痛にお悩みの方へ

前かがみになると腰が痛い状態が続くと、日常の小さな動作にも不安を感じるようになります。

しかし、

「腰痛だから仕方ない」

と我慢し続ける必要はありません。

まずは、

どの動作で痛いのか。

曲げるときなのか、戻るときなのか。

朝と夜で違うのか。

仕事と休日で違うのか。

どんな生活動作に困っているのか。

を整理してみましょう。

腰痛という症状だけではなく、日常生活の中に身体を考えるためのヒントがあります。

ハリココ鍼灸治療院/整体院 板宿駅前院では、カウンセリングや身体の動作確認を通して、一人ひとりの状態に合わせた施術をご提案します。

山陽電鉄・神戸市営地下鉄の板宿駅から徒歩約3分です。

神戸市須磨区・板宿周辺で、

前かがみになると腰が痛い。

洗顔すると腰がつらい。

靴下を履くのが大変。

床の物を拾うのが怖い。

中腰で腰が重くなる。

といったお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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